「アメブロに記事を書いたのに、Google検索で全然出てこない……」
そんなお悩み、あなたも感じたことはありませんか?
実はこの問題、単なるタイミングの問題ではなく、ある“7つの原因”が潜んでいる可能性があります。しかも、その多くは初心者でも10分以内にチェック&改善できる内容ばかり。
本記事では、アメブロ歴10年以上・SEO専門家の視点から、
「なぜ検索に出てこないのか?」を構造的に解説しつつ、
具体的な対処法・実例・チェックリストまで丁寧に紹介します。
読み終える頃には、あなたのブログが検索に表示される確率がグンと上がるはずです。
なぜアメブロが検索に出てこないのか?
主な検索エンジンの仕組み(インデックスとクロール)
検索エンジンがあなたのブログを見つけて表示するまでには、以下の3つのステップがあります。
1. クロール(巡回) 検索エンジンのロボット(クローラー)がWeb上を巡回し、新しいページや更新されたページを発見します。
2. インデックス(索引化) 発見されたページの内容を解析し、検索データベースに登録します。この段階で初めて「検索対象」となります。
3. ランキング(順位付け) 検索キーワードに対して、最も適切だと判断されるページから順番に表示されます。
つまり、検索に出てこない場合は、この3つのどこかでつまずいている可能性があります。
アメブロ特有の制限とSEO弱点とは?
アメブロには以下のようなSEO上の制約があります。
無料ブログサービスの宿命
- ドメインパワーがアメブロに依存している
- カスタマイズ性に限界がある
- 広告表示による読み込み速度の影響
アメブロ独自の制限
- HTML編集に制限がある
- プラグインやツールの導入が困難
- SSL化が遅れていた時期がある
これらの制約はありますが、正しい対策を行えば検索結果に表示させることは十分可能です。
まず確認すべき7つのチェックポイント
検索非表示の原因チェックリスト
✅ チェック項目 | 解説(簡易) | 対応状況 |
---|---|---|
noindexタグが設定されていないか? | ページに「noindex,nofollow」が含まれていないか確認 | ☐ 済 ☐ 未 |
公開設定が「公開」になっているか? | 非公開・限定公開ではGoogleに表示されません | ☐ 済 ☐ 未 |
記事の文字数が300文字以上あるか? | 内容が薄いと「価値が低い」と判定されインデックスされない | ☐ 済 ☐ 未 |
キーワードがタイトルや見出しに含まれているか? | 「検索されたい語句」が含まれていないとヒットしません | ☐ 済 ☐ 未 |
Search ConsoleでURL登録しているか? | 登録していないと自動インデックスが遅れる可能性あり | ☐ 済 ☐ 未 |
投稿後24時間以上経過しているか? | 投稿直後はまだ検索に反映されないことも | ☐ 済 ☐ 未 |
内容が重複していないか(他記事・他サイト) | 同一・類似記事や無断転載はSEO評価が大きく下がります | ☐ 済 ☐ 未 |
1. noindex設定がされていないか?
最も多い原因の一つが「noindex」設定です。これは「検索エンジンに登録しないでください」という指示で、設定されていると絶対に検索結果に表示されません。
確認方法
- ブログの設定画面を開く
- 「外部サービス連携・共有」の項目を確認
- 「検索エンジン最適化」の設定をチェック
「検索エンジンに登録されないようにする」にチェックが入っている場合は、すぐに外しましょう。
2. 公開設定・SNSシェアの有無
記事の公開設定が「全体公開」になっているか確認してください。「マイリスト公開」や「パスワード公開」では、検索エンジンがアクセスできません。
SNSシェア機能の活用
- Twitter連携をオンにする
- Facebook連携をオンにする
- これらの設定により、SNS経由でクローラーが発見しやすくなります
3. 記事内容が薄すぎないか
Googleは「薄いコンテンツ」を好みません。以下のような記事は検索結果に表示されにくくなります。
薄いコンテンツの例
- 文字数が300文字以下
- 「おはようございます」だけの日記
- 画像のみで説明文がない投稿
- 他サイトからのコピペ内容
改善のポイント
- 最低でも500文字以上を目安にする
- 読者にとって価値のある情報を提供する
- 自分の経験や考えを具体的に書く
4. キーワードがタイトルに含まれているか
検索されたいキーワードがタイトルに含まれていなければ、その検索語句で表示される可能性は極めて低くなります。
改善例
- ❌「今日のランチ♪」
- ⭕「新宿で見つけた絶品パスタランチ|イタリアンレストラン○○の口コミ」
タイトルには、読者が検索しそうなキーワードを自然に含めることが重要です。
5. サーチコンソールへの登録状況
Google Search Console(旧ウェブマスターツール)への登録は、検索エンジンに自分のサイトの存在を知らせる重要な手段です。
メリット
- インデックス状況を確認できる
- 手動でURL登録ができる
- 検索パフォーマンスを分析できる
- エラーがあれば通知を受け取れる
6. 投稿直後でまだクロールされていない
新しい記事が検索結果に表示されるまでには時間がかかります。
一般的な目安
- 新規サイト:2週間〜1ヶ月
- 既存サイト:数日〜2週間
- 競合の多いキーワード:1ヶ月以上
記事を投稿してから24時間以内に検索結果に出ないからといって、すぐに心配する必要はありません。
7. 重複コンテンツ・著作権違反の可能性
以下のような問題がある場合、検索結果から除外される可能性があります。
重複コンテンツの例
- 他のサイトからのコピペ
- 自分の他のブログと同じ内容
- 複数のカテゴリに同じ記事を投稿
著作権に関わる問題
- 無断転載された画像の使用
- 引用ルールを守らない他サイトからの引用
- 著作権で保護されたコンテンツの無断使用
自分でできる3つの改善アクション
①記事ごとのHTMLソースを目視で確認(PC版ブラウザ)
-
該当記事ページを開く
-
右クリック →「ページのソースを表示」
-
Ctrl + Fで
noindex
を検索-
以下のようなタグがあればインデックスブロック中です:
-
-
noindexが確認された場合は、Ameba側が自動的に付与している可能性があるため、直接解除不可。
②Amebaに直接問い合わせる(URL付きで報告)
「特定の記事が検索に出てこず、ページソースを見るとnoindexタグが含まれている。解除できないか?」とサポートに依頼するのが現実的な対応になります。
③Search ConsoleへのURL登録手順
Google Search Consoleを使って、手動でURLをGoogleに送信することができます。
Google Search Consoleへの登録方法
アメブロをGoogleの検索結果に表示させるために、Google Search Console(旧ウェブマスターツール)との連携は非常に重要です。以下の手順で設定を行いましょう。
1. アメブロの管理画面から連携を開始する
まずはアメブロのブログ管理ページを開きます。そこにある「外部サービス連携設定」の項目を見つけてクリックしてください。Google Search ConsoleとGoogle Analyticsの設定が表示されるので、「Search Consoleの設定」内にある【アカウントを設定する】をクリックして次に進みます。
2. Googleアカウントにログインする
Googleにログインしていない場合は、ログイン画面が表示されます。Search Consoleで利用したいご自身のGoogleアカウント情報(メールアドレスとパスワード)を入力してログインしてください。
3. Googleとの連携を許可する
Googleから、アメーバブログとの連携を許可するかどうかを確認する画面が表示されます。内容を確認し、問題なければ画面の指示に従って「許可」をクリックしてください。
この連携により、アメブロがあなたの個人データを収集したり操作したりすることはありませんのでご安心ください。
4. 登録完了を確認する
連携作業が正常に完了すると、画面に「設定を保存しました」と表示されます。これでGoogle Search Consoleへの登録は完了です。
「設定画面に戻る」をクリックすると、連携が成功した証として【アカウント連携を解除する】ボタンが表示されているはずです。
この作業により、通常よりも早くGoogleに記事を発見してもらえる可能性が高まります。
記事タイトル・見出しの改善ビフォーアフター
効果的なタイトル作成のコツを実例で紹介します。
改善例1:料理ブログの場合
- Before:「今日の夕食♪」
- After:「15分で完成!鶏むね肉の照り焼き丼レシピ|節約主婦の簡単料理」
改善例2:美容ブログの場合
- Before:「新しいコスメ買いました」
- After:「【口コミ】DHC薬用リップクリーム使用感レビュー|乾燥肌でも潤う?」
改善例3:育児ブログの場合
- Before:「子供と公園へ」
- After:「2歳児と楽しめる都内の公園5選|遊具充実&アクセス良好なスポット」
タイトル改善のポイント
- 具体的な数字を入れる(「5選」「15分」など)
- 読者のメリットを明確にする
- 検索されそうなキーワードを含める
- 32文字以内に収める
検索に出るようになった実例【成功談】
Before → Afterのインデックス
Aさんの成功事例(料理ブログ)
Before(改善前)
- 投稿から3ヶ月経っても検索結果に表示されず
- 「site:ameblo.jp/○○」で検索しても出てこない状態
- Search Consoleでの登録もなし
After(改善後)
- noindex設定を解除
- Search Consoleに登録
- タイトルを「簡単パスタレシピ|忙しい主婦でも10分で作れる時短料理5選」に変更
- 改善から2週間後に「簡単パスタレシピ」で検索結果20位に表示
アクセス数の変化
Bさんの成功事例(美容ブログ)
数値の変化
- 改善前:月間PV数 50〜80
- 改善後:月間PV数 800〜1,200(約15倍増)
主な改善点
- 毎日投稿していた短い日記を週2-3回の詳細レビューに変更
- タイトルに商品名と「口コミ」「レビュー」キーワードを追加
- 写真だけでなく、使用感を詳しく文章で説明
- Search Consoleでの定期的なURL登録
検索順位の推移
- 1ヶ月目:検索圏外
- 2ヶ月目:50位前後
- 3ヶ月目:20-30位
- 6ヶ月目:10位以内(複数キーワード)
よくある質問(FAQ)
Q:毎日更新しているのに一向に検索に出てきません。どうすればいいでしょうか?
A:更新頻度よりも記事の品質が重要です。以下を確認してください。
- 記事の文字数:最低500文字以上を目安にしてください
- 内容の独自性:他にはない、あなただけの経験や情報を含めてください
- タイトルの最適化:検索されそうなキーワードを含めてください
- noindex設定:設定画面で検索エンジン登録が「許可」になっているか確認してください
毎日短い日記を投稿するより、週2-3回でも読み応えのある記事を投稿する方が効果的です。
Q:TwitterやFacebookで拡散すれば検索結果に出やすくなりますか?
A:直接的なSEO効果は限定的ですが、間接的なメリットはあります。
SNS拡散のメリット
- クローラーが発見しやすくなる
- 外部からのアクセスが増える
- 話題性が高まることで注目度が上がる
ただし重要なのは
- 拡散される価値のあるコンテンツであること
- 基本的なSEO対策(タイトル、内容、設定)ができていること
SNSはあくまで補助的な手段として活用し、まずは記事の品質向上に注力してください。
Q:検索に強くするためにはWordPressに移行した方がいいでしょうか?
A:必ずしもそうとは限りません。それぞれにメリット・デメリットがあります。
アメブロのメリット
- 無料で利用できる
- 技術的な知識が不要
- アメブロ内でのコミュニティが活発
- サーバー管理が不要
WordPressのメリット
- カスタマイズ性が高い
- プラグインで機能拡張が可能
- 独自ドメインを使用できる
- 広告表示をコントロールできる
アメブロでも十分に検索対策は可能です。まずはアメブロで正しいSEO対策を実践し、それでも限界を感じた時にWordPressへの移行を検討することをお勧めします。
まとめ|まずは自己診断から始めよう
チェックリストのおさらい
アメブロが検索に出ない問題を解決するために、以下の7項目を確認してください。
✅ 今すぐチェックすべき項目
noindex設定が「オフ」になっている
記事が「全体公開」設定になっている
記事の文字数が500文字以上ある
タイトルに検索キーワードが含まれている
Search Consoleに登録している
投稿から2週間以上経過している
重複コンテンツや著作権違反がない
これらの項目を一つずつクリアしていけば、必ずあなたのブログも検索結果に表示されるようになります。
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